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庄内柿の果汁100%ジュース
独自の脱渋技術を生かす 規格外品を使用
| 試作品として瓶詰めされた庄内柿果汁100%のジュース |
庄内柿の果汁100%のジュースが誕生した。庄内地域産業振興センター(理事長・榎本政規鶴岡市長)が独自の脱渋技術を用いて開発、試作したもの。殺菌や加工のために加熱処理をしても、渋味が戻らないのが特徴だ。
庄内柿は、渋柿の「平核無(ひらたねなし)」で、庄内地方の特産。同地方での生産量は約5000トンでほとんどが生食用だ。
渋抜きは、渋味成分のタンニンをアルコールや二酸化炭素の作用によって不溶性にすることで行うが、加熱するとタンニンが可溶性に戻り、同時に渋味も生じるため、柿は加工には不適とされてきた。
同センターは、規格外品の有効利用を模索。県工業技術センター庄内試験場と共同で、タンニンを特殊な酵素によって除去する技術を確立し、柿ジュースの試作品を完成させた。
1キロの果実から約700ミリリットルの果汁を搾ることが可能で、搾汁率も高い。従来出荷できずにいた規格外の柿も有効利用できるという。
ジュースは、とろっとした舌触りで渋味は感じず、甘さが際立ち、さっぱりとした味わいだ。菓子やカクテルへの応用も検討されている。
担当者は「加工技術は確立した。流通や販売などの事業者に技術提供し、本格的に生産、販売することを目指したい」と話す。
