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むらやまの農業新春フォーラム2010【天童市】
村山地域の農業を活性化し、地域を盛り上げていこうと1月14日、「むらやまの農業 新春フォーラム2010」が天童市の天童ホテルで開かれた。生産者や関係機関の担当者など約150人が参加し、今後の農業経営の方向性を探った。
農業活性化し元気な地域へ
フォーラムは県村山総合支庁が主催し、「元気なむらやまに向けた新たな提案」がテーマ。同支庁農業技術普及課が、畜産、果樹、紅花、枝豆について、産地化や生産・加工支援などの取り組みについて報告した後、パネルディスカッションが行われた。
パネルディスカッションのテーマは「産地と担い手を創(つく)る・繋(つな)ぐ・伝える」。肉用牛経営の尾崎弘さん、朝日町りんごアドバイザーの井澤壽一さん、紅花マイスターの井上市郎さん、河北枝豆作業受託組合の森清さんがパネラーとして意見を述べた。
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| パネルディスカッション。取り組み内容が紹介され、今後の推進報策を話し合った | パネリストの尾崎弘さん |
ブランド確立を目標に結束して生産量確保
尾崎さんは尾花沢市で500頭を超える肥育牛を飼育し、新たに繁殖牛の導入に取り組んでいる。増頭を機に人工授精師の資格を取得した。「若手の会があり、関係機関も同行して牛舎の巡回を定期的に行っている。利益向上を目的に始まったが、現在は食味の向上を目指している」。尾崎さんらの活動は、西村山地区の若手とイベントを共催するなど広がりを見せている。「これからは銘柄の確立と産地の知名度向上を図っていきたい」と意欲的に話した。
井澤さんは朝日町で2ヘクタールのリンゴを栽培する傍ら、同町の“りんごアドバイザー”としてブランド強化を進めている。「生産者の意欲を引き出すため、世界を相手にしようと輸出に取り組んだり、市場出荷をせずデパートに直接出荷したりした」と話し、「信頼を得るためには品質が重要。『秋陽』は、収穫時期がほかのリンゴの端境期にあたり、色も良い」と県開発の新品種に期待を寄せた。
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| 発表者の意見に聞き入る出席者 | 左からパネリストの井澤さん、井上さん、森さん |
井上さんは山形市の高瀬紅花生産組合の組合長として紅花の栽培技術の普及に努め、紅花マイスターにも認定されている。「最近は食材としての需要が伸びているが、摘み取りに手間がかかり、大量生産は難しい」と話し、「小規模でも楽しみながら栽培する人が増えれば、後継者作りにつながる」と呼びかけた。
森さんは河北町で枝豆を生産。作業受託組合を運営し、経営の効率化を進めている。 「当初は赤字続きだったが、栽培体系や防除などを勉強し軌道に乗った。品質の確保が課題」と話す。
生産品目にかかわらず、共通する目的は「ブランドの確立」。出席者らは、品質、味で消費者を裏切らないこと、生産者が結束して生産量を確保すること、積極的なPRが必要なこと――などについて認識を新たにしていた。




