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EM活性液で被災地の悪臭解消【山形市】
EM(有用微生物群)の利用に取り組む山形市の「エコいではの会」(齋藤良会長=74歳)ではこのほど、土壌改良などに活用されているEMを含む活性液を利用し、東日本大震災で津波の被害を受けた石巻市井内(いない)地区で、悪臭を取り除く環境浄化活動を行った。
EMは、主に乳酸菌や酵母、光合成細菌で構成されている」ため、消臭や汚水の浄化、残留農薬の分解などに効果を発揮する。同会では、山形県内の小学校でEM環境授業や、EMに関するさまざまな講座を開くなどの活動も行う。
石巻市の民家などの悪臭を解消
井内地区は、90%の家屋が床上浸水し、悪臭がひどく、多くの住民は健康不安を訴えていた。同地区から支援要請を受けた本県の「NPO法人環境U―ネットやまがた」(五十嵐諒(まこと)理事長)の呼びかけで、「エコいではの会」などさまざまなグループが協力。トラック5台に動力噴霧器や肩掛け噴霧器、500リットルと300リットルのタンクを準備し、現地で散布を行った。
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| 床下にEM活性液を散布 |
2日間で同地区の民家120戸と小中学校3校、石材工場にEM活性液を散布。奥行きが70メートルと長い工場や民家が立ち並び、50倍に希釈した500リットルのEM活性液は、民家5戸ほどの作業で無くなった。2日間の散布で約1万5千リットルの活性液を使用した。
齋藤会長は「『環境浄化活動で臭いもなくなり、沈んでいた街が明るくなって、安堵(あんど)しました』と被災地から感謝が伝えられた」と話す。今後も同会は、同様の活動などを継続して行うという。

