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鶴岡市朝市の会【鶴岡市】

 鶴岡市の生産者グループで組織される「鶴岡市朝市の会」(佐藤貴成〈きせい〉会長=39歳)は、1994年から朝市に取り組んでいる。鶴岡市役所本庁舎駐車場で、5月の第4日曜日から10月末までの第2、4日曜日の午前6時から開催している。佐藤会長は「朝市には生産者と消費者で交わされる『ふれあい』がある」と話す。
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朝市を開催している「鶴岡市朝市の会」メンバー
 

ふれあいを大切に

 同会は、同市内の生産者7団体と3個人で組織され、結成18年目を迎える。「長く続けてきたことで消費者と生産者の信頼関係が生まれている。まさに継続は力なりです」と佐藤会長。会場では「いつもどうもの」「気をつけて帰っての」という買い物客から心温まる言葉が聞かれる。
 今シーズンも、5月の第4日曜日に「カランカラン」と朝市の始まりを告げる鐘の音が鳴ると、新鮮な農産物や加工品、鮮魚などを求める多くの市民が詰めかけた。
 朝市を始めた当初、地元で生産される旬の農林水産物を市民に提供し、地域の活性化につなげようとする試みは、地産地消のさきがけとして、画期的だった。
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板東さん 朝市を率いる佐藤会長

地産地消の先駆け

 当時の同市農政課の働きかけで、朝市の立ち上げに奔走した同会初代会長の坂東清一さん(60)は「農家の仲間に話しを持ちかけ、また鮮魚店などに相談し出店者を募った。1年早く始まった酒田市の朝市にも視察に行った」と当時を振り返る。1年目は朝市の度に、反省や検討を重ね、試行錯誤を繰り返した。その取り組みにより、朝市は盛況で、その後の鶴岡地域の産直施設設立の原点にもなった。
 その頃、庄内地方では朝市が盛んに開かれていたが、その後、各地に産直施設が建てられると、各地の朝市は少なくなった。それでも同会では、容易に郊外の産直店などに行くことができないお年寄りなど、自転車やシニアカーで来店する近隣の買い物客のために朝市を開き続けてきた。
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午前6時の閉店と同時に買い物客が詰めかけた
 同会のメンバーらは「常連さんの『おいしかったよ』という一言が聞きたくて」「販売した農産物を使った料理をお客さんから教わり、それを別のお客さんに伝えられる『ふれあい』がある」などと話し、その思いはいつも消費者に向けられている。

 佐藤会長は「消費者あっての生産者。本当の地産地消がこの朝市です。まだまだ続きますよ」と意欲満々に話す。

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