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東南村山新規就農者等現地研修会【山形市】

 新規就農者の経営や栽培技術の向上を図るため、東南村山新規就農者等現地研修会がこのほど、山形市内の圃場で開かれた。若手農家15人が参加し、管内の指導農業士や青年農業士らからアドバイスを受け、栽培や農業経営などのノウハウについて知識を深めた。
 研修会は、県村山総合支庁農業技術普及課が開いているもので、新規就農者の地域農業への理解と技術習得を目指し、農業士の圃場を訪れる取り組みを行っている。
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ブドウ生産についてアドバイスする東南村山農業士会の渡辺さん

地域農業への理解と技術習得

 研修生らは始めに、東南村山青年農業士会副会長の伊藤和也さん(38)のハウスを訪れ、約30アールで栽培するナスの「蔵王サファイア」について説明を受けた。ナスは「蔵王サファイア」というブランド名で商標登録していて、真仙中長(しんせんちゅうなが)という品種を用い、3月に定植、4?11月まで収穫している。伊藤さんは「有機肥料や海洋深層水を取り入れ、甘く柔らかな食感を目指している」と話した。
 続いて、東南村山農業士会長の渡辺宗一さん(61)が、ブドウ栽培について説明。3ヘクタールでブドウ栽培を行う渡辺さんは、主にデラウエアを生産、ピオーネやスチューベンなど数種類を栽培している。生産量の半分をJAへ出荷し、残りは自ら経営する直売所で販売している。

新規就農者へアドバイス

 「直売所の買い物客は糖度に敏感で、大粒を好む傾向がある。また、店の外観にも気を配ったほうが良い」とアドバイス。育種では、「クイーンデラ」の名称で品種登録しているものなどについて、「なかなか品質が安定せず苦労している。育種は試行錯誤を要する」と話した。
 最後に、東南村山青年農業士会長の小松武さん(38)が多様な花のポット苗栽培について助言した。小松さんは、シクラメンやストックなど、鉢物やポット苗をハウス約25アールと路地10アールで栽培。「次のシーズンを見据え、鉢物などを導入しながら、周年出荷に取り組むこともできる」とアドバイスし、「東北や関東方面が主な出荷先となる」と話した。

 研修生らは、規模の大きな経営を目の当たりにし、「これらからの目標になった」、「大学などで学ぶことと、現場との違いを実感した」と話し、実際の生産現場から、営農のヒントを得ていた。

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