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飼料用米与えた豚の堆肥を水田へ【金山町】

 県最上総合支庁農業技術普及課が散布実演会

 飼料用米の栽培面積の拡大が見込まれる最上地域で、県最上総合支庁農業技術普及課は、低コストで省力化された栽培技術の確立を目指し、試験栽培に取り組んでいる。その一環として4月23日、豚ぷん堆肥の散布実演会を開催し、地元農家へ普及を図った。

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散布前に業者から機械の説明を受ける参加者

耕畜連携より深く

 金山町では昨年10月、同町が誘致した民間の大規模な養豚牧場「金山最上牧場」が完成し、飼育を始めている。同牧場では、町内で生産された飼料用米を豚の餌に利用し、ふんを堆肥にして飼料用米の生産などに活用する「耕畜連携」に取り組むとしている。

 最上地域の飼料用米の栽培面積は、昨年度は約38?だったが、本年度は50?を超えると見込まれており、この先も拡大が予想される。そのため、地元で生産される1300?の豚ぷん堆肥を有効活用し、化成肥料の使用割合を抑えた肥料費の削減に期待が寄せられている。

 散布実演会が実施されたのは、金山町楢台の30?の実証圃。近隣の農家やJA、県の関係者など約50人が参加した。豚ぷんはパウダー状に堆肥化されるが、同牧場の豚ぷん堆肥は今秋から使用可能となるため、実演会では、似通った成分の岩手県産のものが使用された。

 同堆肥は10?当たり600?を目安に施用。窒素の含有率が牛ふん堆肥などよりも高く、10?当たり11?の窒素成分が入ることになるという。株式会社クボタ農機サービスなどの協力で、タカキタのライムソーワを使用し散布した。

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30aの圃場に1.8トンの豚ぷん堆肥を散布した 水分が少なく、サラサラの豚ぷん堆肥

 肥料費の削減に期待

 同課の佐藤裕則課長補佐は「地域の資源を有効活用することと、化成肥料と低価格の豚ぷん堆肥を併用することによるコスト削減が狙い。散布作業には大型機械も必要であり、散布組合などの組織作りが今後の課題。現段階では堆肥の価格も未確定」と話す。

 実証圃の栽培を担う同地区の農家・青柳栄一さんは「飼料用米の栽培は、昨年は1・2?だったが、今年は2?にする予定。肥料代を押さえたい。豚ぷん堆肥で収量が落ちないようであれば活用し、食用米についても考えたい」と散布作業を見守っていた。

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