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高収益の経営を模索【高畠町】

 高畠町船橋の羽賀正勝さん(35)方では、オカヒジキなどの畑作物を取り入れた複合経営を実践している。妻の久美子さん(36)、母の米子さん(64)と共に、水稲4ヘクタールや青菜、長芋、里芋などを作付けし、今シーズンからは、オカヒジキ栽培にも挑戦、9棟のハウス約26?で生産する。

 農作業は、春先の育苗と田植えから始まり、9月の稲刈りを経て、10月中旬からの里芋、長芋、青菜の収穫と出荷作業を続けている。

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収穫した青菜を積み込む羽賀さん夫妻

 オカヒジキ栽培に挑戦

 今シーズンから取り組み始めたオカヒジキ栽培は、県の担当者の勧めもあり、ハウスキュウリに代えて挑戦した。5月から11月まで継続して収穫することができる作物で、置賜地方の伝統野菜として注目されている。夏場のオカヒジキ栽培は難しく、正勝さんは「収穫時期をどのようにしていくかなど、勉強が続きます」と1年目のシーズンを振り返る。

 羽賀さん方では約20年前まで、水稲を中心にラ・フランスや肥育牛100頭ほどなどを経営し、中でも温室メロンに力を入れてきた。「温室メロンは、置賜地方でも盛んに栽培され、生産量も多かった」と正勝さん。しかし、土壌汚染に弱く、「えそ斑点病」のウイルスが、収穫間際のハウスにまん延し、出荷できなくなったこともあったと苦労を振り返る。

 それをきっかけに、メロンからハウスキュウリに転換。しかし、キュウリでも、収穫から箱詰めなど、多くの労力を必要とし、家族への負担が課題となっていた。このような経験などから、オカヒジキ栽培への挑戦を始めた。

 青菜栽培では、食味にこだわり、一番おいしいとされる根元付近を切り落とさないように慎重に収穫を行っている。

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青菜を収穫する羽賀さん。「根元が一番おいしいです」 ナガイモを傷付けないように丁寧に掘り起こす羽賀さん

栽培の基本は土作り

 さまざまな農作物生産を通じて、試行錯誤した正勝さんは、栽培の基本を土作りに置いている。先輩農家からのノウハウを生かし、生産に励む日が続く。「作物作りは、完全にマスターするまでには10年はかかる。品質の向上を目指し、きめ細やかな管理で収益を上げていきたい」と話す。

 正勝さんらは今後も、家族で協力しながら営む、楽しい農業を目指していく。

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