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農業振興のアイデア探る【新庄市】

 女性の視点から農業を見つめ、これからの農業振興のアイデアを探ろうと、公益財団法人やまがた農業支援センターはこのほど、新庄市の県立農業大学校で「ニューファーマー・フォーラム」を開いた。農業の第一線で活躍する女性生産者の声を聞こうと、県内外から女性や若手生産者など約80人が集まった。

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女性や若手の生産者など約80人が参集

 第一線で活躍する女性農業者が講演、意見交換

 
 基調講演では、金山町の栗田和則さんとキエ子さん夫妻が、女性の活躍の場を増やそうと金山町山菜研究会を発足させたことなどを紹介。生産から出荷まで一貫して女性が取り組む機会を提供してきた。「女性が主体となり活動しているので、女性のやりがいとなっています」と報告した。
 ナメコやタラノメなどを育てる際に、雪があることによって温度管理しやすく品質の良い作物を育てられるとし、和則さんは「雪深さを邪魔者とするのではなく、有り難いものとして活用してほしい」と話した。また、キエ子さんは「農業を楽しんでいることを発信することが農業の明るい未来につながる」と強調した。
続いて、県内で活躍する女性農家らが自らの活動を紹介した。村山市の山形ガールズ農場の高橋菜穂子代表は「楽しく農業をすることこそ、女性のやり方」と提案。農作物を育てる楽しさや、農業を通じて人と出会う喜びなどの農業の魅力をアピールした。
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「楽しく農業をすることこそ、女性のやり方」と話す山形ガールズ農場の高橋代表   「農業を楽しんでいることを発信することが将来につながる」と話す栗田さん
 

売れ筋を自ら作る工夫

 
 中山町の青柳智子さんは、家族経営協定を結び、それぞれの役割分担が、やりがいへの原動力になっていることを説明した。「家族間で皆が楽しく働けるように調整するのが女性としての自分の役割」と述べた。
長井市で農家レストラン「なごみ庵」を運営する菅野ちゑさんは、地産地消にこだわり、旬の食材を使った料理を提供している。「レストランを運営する際、家族の反対もあったが『何を言われてもやりたい』という強い気持ちで成し遂げた」と夢の実現への思いを話した。
 また、南陽市の中村智枝子さんは「男性との体力差は、作業の手順や工夫により補える」と話し、就農した農事組合法人での仕事ぶりを紹介した。「農業分野ではまだまだ女性が珍しい。今がビジネスチャンスです」とアドバイスした。
 女性農家らを交えたパネルディスカッションでは、これからの農業スタイルと経営形態について意見交換。「今売れている物を栽培するのではなく、今栽培している物を売れるように工夫することが大切」、「補助金がなくとも成立する農業を目指したい」などと意見が交わされた。
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