NOSAI山形 |
|
遊佐町特産「鳥海うど」【遊佐町】
鳥海山のふもとに位置する、遊佐町蕨岡(わらびおか)地区水上集落の池田正和さん(29)は、独特の香りが特徴の「鳥海うど」を栽培している。関東地方などで収穫される軟白ウドよりも太く、同町の特産品になっている。
Uターン就農 池田正和さん
池田さんは、4年前まで関東地方の会社に勤務していて、父親の後を継いで就農。水稲のほか年間を通してウドや山菜などを栽培している。ハウス栽培など、通年で農業が出来る環境を両親が築いてくれたことをきっかけに、就農を決意してUターンした。両親や地元の先輩らの栽培技術を受け継ぎ、意欲的に農業に取り組んでいる。
![]() |
| 「鳥海うど」を手にする池田さん |
収益性が魅力 冬の収入源として
ウド栽培は、父の農夫男(のぶお)さん(63)が、冬期間の収入源として、25年前から始めたもの。
ウド栽培は年数をかけ、定植してから2年間は収穫せずそのまま管理する。3年目の春、収穫の1カ月ほど前に土をかぶせてから収穫を始めるというもの。数年間は続けて収穫できるが、年々株が弱ってくるため、7年くらいが収穫できるメドになるという。また、同じ圃場では品質の良いウドが生産できないため、圃場の確保も容易ではない。
田植え時期を避け山間部で露地栽培
春の露地栽培では当初、平野部の転作田に植えていたが、収穫が田植え時期と重なり多忙だったことから、次第に山間部へ圃場を移して、収穫時期を遅らせることで、労力の分散を図ったという。現在は、鳥海山ろくの標高400?ほどの場所で栽培する。
収穫は、スコップと専用のノミを使って周りの土を取り除き、傷つけないように手で慎重に掘り出して根元を切るというもの。
冬のハウスでの促成栽培は、連作の問題や加温などの経費負担や生産性を考慮し、約15年前からは、ウドからウルイへ栽培を切り替えている。
池田さんは「ウド栽培は重労働ですが、低コストで収益性が高いので、今後も続けていきたい」と意気込む。
![]() | ![]() | |
| 慎重に土を掘りながら根元を切って収穫する | 鳥海山のすそ野で大きく育つ「鳥海うど」 |



