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青こごみ 安定生産へ意欲【鶴岡市】

自生の根株を養成し促成栽培

鶴岡市の朝日地域は、山間地域で山菜の宝庫。同地域荒沢地区鱒渕集落の佐藤正さん(55)は、地域に自生している青コゴミ(商品名=青こごめ)の根株を養成して促成栽培を行っている。青コゴミの促成栽培は北海道から株を取り寄せて行う場合が多い中、佐藤さんは、地元産の山菜を消費者に届けたいと、自生の株で生産している。

 促成栽培は父親の代に始まり、佐藤さんは27年前から携わっている。25年ほど前から、品質の良いものを収穫するため、青コゴミが自生する場所の整備をしているという。

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「朝日地域の山の自然の味を届けたい」と話す佐藤さん

100%地元の味を提供

 10月末から11月初めの約1週間の期間、青コゴミが自生する場所から、大きな株を7千株ほど選んで掘り上げる。掘り上げた根株は、雪をかぶせ休眠させる。その後、収穫時期を伸ばすため、半月ほどずらし、2回に分けてビニールハウスに並べる。最初のものは1月末から20度を目安に加温し、2月末に収穫を始める。収穫は4月上旬まで続く。

 佐藤さんは「以前は、掘り上げる株数が8千から9千と多かったことも原因なのか、細いコゴミしか取れず、根株として使える株が少なくなってしまい、2、3年休んだこともありました」と振り返る。「化学肥料は使いたくなかった」と佐藤さん。県の普及センターの指導を受けながら、鶏糞を使用して根株の養成を始めた。毎年根株を掘り上げた後、10?に30?程度の割合で入肥を行い、6年が経過した現在では、7千株ほど掘っても、翌年には丈夫な根株をまた掘り上げることができるという。

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青こごみは、パック詰めされ全国へ出荷される

 収穫した青コゴミは、1本1本、茎についている小さな葉をそぎ落としながらきれいに洗い、50?のパック詰めにする。「生産段階ではあまり手はかかりませんが、洗ってパック詰めするのに一番手間がかかります」と佐藤さん。「今年は、早く加温した株から、変形したり反ったりしたコゴミが出てしまった。休眠不足が原因かなと反省しています。毎年が勉強ですね」と話す。

 生産した青コゴミは、JAを通し関東や関西、北海道に流通する。朝日地域のかたくり温泉「ぼんぼ」内のふれあい市場や藤島地域の四季の里「楽々」でも販売。

 佐藤さんは「地元の山菜の味を大切に守り、この山間の味を広く提供していきたい」と話している。

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