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TTP交渉参加阻止 県民総決起集会【山形市】

 環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加に反対する山形県民総決起集会が7日、山形市の霞城公園で行われた。農業関係者や商工関連団体、生産者など約3千人が集まり、交渉参加阻止への決意を訴え、「TPP交渉参加反対」などとシュプレヒコールを上げながら、同市七日町などをデモ行進した。

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山形市の七日町通りを「TPP交渉参加反対」などとシュプレヒコールを上げて行進した

日本の農業を守れ

 決起集会は、JAグループ山形が中心となり、NOSAI山形(渡會裕之会長)や趣旨に賛同する県医師会などの医療関連団体、商工関連団体などの18団体が開いた。開会に際し、NOSAI山形の青柳長一郎副会長(NOSAI山形中央組合長)が「TPP交渉参加断固阻止。県民一人一人の声を国に届けよう」と開会を宣言した。

 主催者を代表し、今田正夫JA山形中央会長は、TPP交渉参加における十分な情報を国民に提供せず、参加への結論を急ぐ政府の対応を批判。「農林水産業、医療、地方経済など、さまざまな県民生活を守るため、TPP交渉参加は阻止しなければならない」と強調した。
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TPP交渉参加阻止に向け一致団結する約3千人の参加者ら
 

国民の合意のない交渉参加は拙速

 
 また、吉村知事に代わり、高橋節(たかし)副知事が出席し、知事の激励文を代読した。その中で吉村知事は、TPP交渉参加によって、業種や分野ごとの影響と対応が示されておらず、国民の議論が十分に進んでいないと指摘。交渉参加を急ぐ国の対応は拙速であると苦言を呈した。また、関税撤廃による県産農産物のシェアや価格の下落を懸念し、食料自給率50%を掲げる国の目標との整合性をどのように図るかなど、政府に疑問を投げかけた。交渉参加には、国民の理解と合意が必要条件であると主張した。
 続いて、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県から、JAみやぎ亘理の岩佐國男組合長が出席。管内農地の78%が津波被害を受けたとし、震災復興に全力を傾注せずに、TPP交渉参加の是非だけを問う国の方針に対する悔しさを、参加者らに訴えた。
 

農商工医各関連団体が参加

 
 県医師会の有海躬行(ありうみみゆき)会長は、TPPに参加することで、現行の国民皆保険制度が崩壊するとの考えを示し、「混合診療などの米国基準の押しつけは、患者の経済状況の優劣で診療格差が生じるようになる」と危惧した。
 市川昭男山形市長や県議会議員団なども出席し、交渉参加阻止の意思を表明した。TPP参加交渉阻止の集会宣言が採択されると、参加者は山形市内の中心部を二手に分かれ、デモ行進を行った。「日本の農業をつぶすな」「地域経済を守れ」などとシュプレヒコールを上げ、交渉参加阻止を訴えた。
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農業、商工業、医療、消費者の各団体など約3千人が集まった
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