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穂肥期、出穂期の診断に「稲作メイトV」【酒田市】

 稲の葉齢からつなぎ肥や穂肥期、出穂期を正確に判定できるツール「稲作メイトV(ヴイ)」が、酒田市の(株)農村通信社(佐藤豊代表取締役)から発売されている。「つや姫」のほか「コシヒカリ」、「はえぬき」、「ひとめぼれ」、「ササニシキ」にも対応し、JAの営農指導にも役立てられている。

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「稲作メイト」の外周には、日付と葉齢の目盛りがあり、穂肥期の日付がその内側に示されている
 

圃場調査の数値に目盛りをセット 「つや姫」など多品種に対応

 稲作メイトVは、直径22?の円盤状で、その同心円上に日付と葉齢、施肥期日、出穂前日数、節間伸長期が記載されている。圃場で調査した日付と葉齢をもとに目盛りを合わせれば、品種ごとの穂肥期と出穂日などが正確に判断できる。
 開発した同社は戦後、崩壊しかかった庄内の稲作技術体系の再構築を目指し、そのノウハウをまとめた月刊誌「農村通信」を発行。1947年から1度も休刊することなく、地域農家の稲作技術の向上に寄与してきた。
稲作メイトVは、86年に「ササニシキ」栽培用に製作された「稲作メイト」の2代目のモデルにあたり、20年間の「コシヒカリ」栽培や「つや姫」の試験栽培の研究実績などをもとに改良を重ね作られた。
同社では、つや姫の2年間の試験栽培から、コシヒカリと同様の晩生種で、同じような生育過程を経過することを突き止めた。蓄積したコシヒカリのデータをつや姫にも生かすことで、より判定精度を高め、適正穂肥期など、前後2日程度の誤差にとどめられる。
また、つや姫は気温よりも光により反応する感光性の傾向が強い品種であることも導き出した。同社の松浦一宇(いちう)稲作指導部長は「昨夏の猛暑でも1等米比率が98%と高位を維持できたのは、感光性が強いという特性が一因では」と話す。
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「つや姫の穂肥期も正確に判定できる」と話す松浦部長
 

良質米作りの指標に

特別栽培米として作付されるつや姫は、穂肥期も出穂日の30日前と定められているが、その時期の幼穂(ようすい)を肉眼で確認するのは難しく、穂肥のタイミングが計りづらい。山形県外でも奨励品種に指定されており、同社は、県外農家が作付けする場合の栽培指標にも活用してほしいとしている。
松浦部長は「つや姫の栽培ノウハウをまだまだ知らない農家も多い、良い品種を最適な管理で栽培し、おいしい米を作ってほしい」と話す。
価格は2100円(税込み)。問い合わせは、農村通信社0234・23・5225まで。
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